#本の話 唐突ですが、アイザック・アシモフ著のロボットと帝国の話をします。無駄に長い。 ただのオタクが話してるだけです。 絶版してるんだよな…(良ければハヤカワさんの復刊投票に1票をお願いします。図書館でも読めるよ。 私の好きな人外と人間のコンビに私服警官のイライジャ・ベイリとヒューマン・フォームロボットのRダニール・オリヴォーというキャラクターがいます。詳細は鋼鉄都市シリーズを読んでください。本当はこの投稿よりも原作を先に読んだ方が良い。 ロボット工学三原則、好きで…。 拡大解釈して人間に危害を加えるが定番になっちゃったんですけど、アシモフのロボットと帝国を読んで何でそうなったかできれば知ってほしい。第一条の人間個人→人類全体に拡大解釈して個人に危害を加えられる様になるやつです。 ※以下ロボットと帝国のネタバレがあります 読んだのかなり昔なので間違ってるところあるかも。 ▼ここからネタバレ▼人間のイライジャ・ベイリがこの巻で相棒ロボットのRダニールと老衰で別れるんですよ。これだけでもうしんどい。一緒に殺人事件を解決してきたベイリの面影は全くなく、目の前で年老いて死にます。それはもうあっさりと。RダニールはRダニールでロボットらしからぬ動揺見せてくるので本当にしんどい。 そんなRダニールのためにベイリが今際の際に人間の命をタペストリーの一本の糸に例えて話すんですね。目の前で消える命よりも、タペストリー全体のことを考えるようにと。これベイリは自分が死んでもダニールに人間を守ってほしいし、目的を持って生きてほしいからこの例え方をしてると思うんですけど。何より自分の死がダニールに与える影響を考えて、緩和するために話したんですけど!このベイリの話のおかげで一本の糸=人間、タペストリー=人類に解釈したRダニールはロボット工学三原則補則の第零法則を発案しちゃいます。この流れが好き。 第零法則は「ロボットは人類に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって人類に危害を及ぼしてはならない。」ってやつで、第一法則に「~ただしロボット工学第零法則に反する場合はこの限りではない」という一文を付加するやつです。 第一法則は「ロボットは人間に危害を加えてはならない」で、対象者が「人間」という表記になります。つまり個別対象となり、対象者の枠が狭くて限定されています。この表記では、ロボットの所有者や目の前にいる特定の個人しか対象になりえません。 作中、Rダニールは敵対してるアマディロが地球人類を滅亡させようとしてることを知るんですけど、アマディロは人間なのでそりゃ止められません。第一法則に引っかかるので。アマディロもさ〜〜イライジャの故郷というだけで地球の人類を狙うの感情がデカくて良くないと思う〜イライジャはもういないんですよ〜(オタク発言) これの対抗策がないかと考えられたのが第零法則でもあります。きっかけはイライジャとの最後の会話ではあるんですが、その後のRジスガルドとの哲学交えた対話で形になってくのも良くって…。RジスガルドはRダニールのロボットの友達みたいな存在でして、イライジャに憧憬を感じる仲間です。Rジスガルド自体存在がファンタジーだと私は思ってるんですけどそれはそれ。 Rジスガルドの「きみを(Rダニールのこと)人間だと思った」の一言と、先述したイライジャとの最後の会話で、Rダニールは人間の定義を人類という一般対象にすれば、アマディロの人類抹殺計画を阻止できるのではって自分で再定義しちゃうんですよ。これのおかげで人類に危害を加える危険因子なら陽電子頭脳にダメージを与えず個人に危害を加えられる様になる…。アマディロの計画は阻止されるので良かったね〜〜 何も良くない。ロボットがロボットだけで人間の守護に踏み切って人間に危害を加える。危うすぎる。そこが好きですロボットと帝国。話が逸れたな(いつものことです 人類の守護者たれと願われてその通りに動くその従順さでロボット工学三原則の縛りを解いちゃうのが本当に良い。本書はボーナストラック的位置付けと思ってますが、最後にこの三原則を解いちゃうのがRダニールというのがまた 良いですね 言語化を放棄したい ロボットと帝国の第零法則の成り立ちを知ってから人類全体の利益のために個人に危害を加えるロボットの話を読んでもらうと味が出るのでよろしくお願いします(?) ところでロボットと帝国の最終章のタイトル「ひとりぼっち」を思い出していつも泣く。Rダニール・オリヴォーというキャラクターが最後に行き着く場所がこのタイトルに込められてる。ロボットのビルドゥングス・ロマンという言葉も好き。 復刊してくれ〜〜〜!!!!▲ 閉じる ▲ 日々 2024/10/30(Wed)
唐突ですが、アイザック・アシモフ著のロボットと帝国の話をします。無駄に長い。
ただのオタクが話してるだけです。
絶版してるんだよな…(良ければハヤカワさんの復刊投票に1票をお願いします。図書館でも読めるよ。
私の好きな人外と人間のコンビに私服警官のイライジャ・ベイリとヒューマン・フォームロボットのRダニール・オリヴォーというキャラクターがいます。詳細は鋼鉄都市シリーズを読んでください。本当はこの投稿よりも原作を先に読んだ方が良い。
ロボット工学三原則、好きで…。
拡大解釈して人間に危害を加えるが定番になっちゃったんですけど、アシモフのロボットと帝国を読んで何でそうなったかできれば知ってほしい。第一条の人間個人→人類全体に拡大解釈して個人に危害を加えられる様になるやつです。
※以下ロボットと帝国のネタバレがあります
読んだのかなり昔なので間違ってるところあるかも。
人間のイライジャ・ベイリがこの巻で相棒ロボットのRダニールと老衰で別れるんですよ。これだけでもうしんどい。一緒に殺人事件を解決してきたベイリの面影は全くなく、目の前で年老いて死にます。それはもうあっさりと。RダニールはRダニールでロボットらしからぬ動揺見せてくるので本当にしんどい。
そんなRダニールのためにベイリが今際の際に人間の命をタペストリーの一本の糸に例えて話すんですね。目の前で消える命よりも、タペストリー全体のことを考えるようにと。これベイリは自分が死んでもダニールに人間を守ってほしいし、目的を持って生きてほしいからこの例え方をしてると思うんですけど。何より自分の死がダニールに与える影響を考えて、緩和するために話したんですけど!このベイリの話のおかげで一本の糸=人間、タペストリー=人類に解釈したRダニールはロボット工学三原則補則の第零法則を発案しちゃいます。この流れが好き。
第零法則は「ロボットは人類に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって人類に危害を及ぼしてはならない。」ってやつで、第一法則に「~ただしロボット工学第零法則に反する場合はこの限りではない」という一文を付加するやつです。
第一法則は「ロボットは人間に危害を加えてはならない」で、対象者が「人間」という表記になります。つまり個別対象となり、対象者の枠が狭くて限定されています。この表記では、ロボットの所有者や目の前にいる特定の個人しか対象になりえません。
作中、Rダニールは敵対してるアマディロが地球人類を滅亡させようとしてることを知るんですけど、アマディロは人間なのでそりゃ止められません。第一法則に引っかかるので。アマディロもさ〜〜イライジャの故郷というだけで地球の人類を狙うの感情がデカくて良くないと思う〜イライジャはもういないんですよ〜(オタク発言)
これの対抗策がないかと考えられたのが第零法則でもあります。きっかけはイライジャとの最後の会話ではあるんですが、その後のRジスガルドとの哲学交えた対話で形になってくのも良くって…。RジスガルドはRダニールのロボットの友達みたいな存在でして、イライジャに憧憬を感じる仲間です。Rジスガルド自体存在がファンタジーだと私は思ってるんですけどそれはそれ。
Rジスガルドの「きみを(Rダニールのこと)人間だと思った」の一言と、先述したイライジャとの最後の会話で、Rダニールは人間の定義を人類という一般対象にすれば、アマディロの人類抹殺計画を阻止できるのではって自分で再定義しちゃうんですよ。これのおかげで人類に危害を加える危険因子なら陽電子頭脳にダメージを与えず個人に危害を加えられる様になる…。アマディロの計画は阻止されるので良かったね〜〜 何も良くない。ロボットがロボットだけで人間の守護に踏み切って人間に危害を加える。危うすぎる。そこが好きですロボットと帝国。話が逸れたな(いつものことです
人類の守護者たれと願われてその通りに動くその従順さでロボット工学三原則の縛りを解いちゃうのが本当に良い。本書はボーナストラック的位置付けと思ってますが、最後にこの三原則を解いちゃうのがRダニールというのがまた 良いですね 言語化を放棄したい
ロボットと帝国の第零法則の成り立ちを知ってから人類全体の利益のために個人に危害を加えるロボットの話を読んでもらうと味が出るのでよろしくお願いします(?)
ところでロボットと帝国の最終章のタイトル「ひとりぼっち」を思い出していつも泣く。Rダニール・オリヴォーというキャラクターが最後に行き着く場所がこのタイトルに込められてる。ロボットのビルドゥングス・ロマンという言葉も好き。
復刊してくれ〜〜〜!!!!▲ 閉じる ▲